 |
|
明治26年の東京市!
物語は私たちの知る歴史と違う日本国で始まる。
華族探偵・小野沢真央美は助手の村瀬七緒とともに、怪人月光鬼に捕われた
最愛の母の行方を追い続けている。繰り広げられるは、謎あり冒険ありバトルありの大活劇だ!
そして、 <華族探偵とは> それは警察組織を超越した、明治政府の特命機関。
華族の子弟の中で優秀な者だけが選ばれる。
【プレストーリー】
慶応3年10月14日。幕府将軍徳川慶喜は二条城にて逆賊となる覚悟を決め、
帝のおわす京で戦火を開いた。それは水戸徳川家に生まれ、
尊皇攘夷精神を幼少から叩き込まれた彼にとって、まさに断腸の思い。
この身を地獄の業火に焼かれるがごとき決意であった。
しかし、このまま座していても薩摩・長州の陰謀によって逆賊として
歴史に名を刻まれるのは間違いない。そして京・大坂は灰燼に帰した。
桑名・会津を主力とした幕府軍は箱根峠へ戦略的撤退をし、戦力を集結させた。
一方、紀州・尾張徳川家は慶喜の水戸徳川との確執から
帝を擁し奉る薩摩・長州側に組みし、日本国は、かつての関ヶ原の戦いを
箱根峠に再現する勢いとなった。慶応4年3月21日。箱根峠で戦火が開かれた。
幕府陸軍と海軍の挟撃に西郷隆盛戦死。箱根峠に展開した幕府陸軍、
それに相模湾に展開した幕府海軍の戦力は官軍を圧倒し、
このまま官軍を京都まで押し戻す勢いであった。
……ところが。この翌日、轟音とともに江戸城は炎に包まれる。
慶喜ら幕府首脳部は城もろとも焼かれたと伝えられている。
そして…。
明治26年。日本国は薩摩・長州・土佐・肥前を中心とした明治政府の統治下にあった。
京都と大坂が廃墟となったことで江戸が首都となった。
新政府は内戦によって疲弊した国力を建て直すことが急務であり、
そのことは日本の西洋化を急激に促進させ、ヨーロッパ諸国の資本を積極的に受け入れた。
この結果、我々の知る歴史よりも20年以上も早い近代化を日本は遂げることとなった。
だが、明治政府の統治は磐石ではない。
幕府指導部は全滅したが、旧幕府勢力は今も地下で抵抗を続けている。
土方歳三率いる新撰組残党、大政奉還を建白したことで薩摩・長州に暗殺されかけた
坂本竜馬の海援隊は、明治政府を転覆させんと今も暗躍を続けているのだ。
秘密結社・怨霊党!
目的はただ1つ、明治政府への復讐のみ。
彼らは何故復讐を叫ぶのか。何故、高官たちは怨霊党を恐れるのか。
それは彼らが隠しておきたい明治維新の闇、
汚れた過去の秘密を怨霊党が知っているからだとも言われている。
が、真相は定かではない。
帝都東京は、こうした反政府主義者たちのテロの脅威にさらされ続けているのだ。
|
|
 |
|
小野沢真央美(おのさわ まおみ)
16歳 女
 VC 清水 香里
華族探偵の一人。小野沢伯爵家の一人娘。健康的で活発な美少女。性格は、明るく、ちょっとおっちょこちょいでドジ。そして意地っ張り。司法省高官の父は小野沢家への入り婿。
|
 |
|
 |
|
5年前に事故で亡くなっている。母は小野沢直系の一人娘。警視庁からも捜査協力を要請された名探偵だったが、2年前にある事件の捜査中に行方不明になり、今に至るまで消息不明。
現在(明治26年)、真央美は広い屋敷に隠居した祖父と暮らし、代々執事を勤めてきた村瀬家の長男七緒などの使用人たちが仕えている。真央美は私立の名門女学校に通う学生で、成績はあまりよろしくない。
母と比べられ、ダメ探偵と陰で笑われながらも天性の直感と抜群の記憶力(なぜか普段の勉強では発揮されない)と、幼馴染の七緒の頭脳、黒岩涙香の励まし、祖父の政治力、女学校の友達のネットワークに助けられながら、少しずつ華族探偵として成長していく。 |
|
|
|
|
村瀬 七緒(むらせ ななお)
15歳 男
 VC 相葉 ゆきこ(劇団ボイスマジック)
真央美の幼馴染。見た目は可愛い美少年だが頭脳は大人も顔負けの明晰さで理知的性格。万事につけ控えめな性格なので、自分をひけらかすようなことはない。真央美の助手として完璧なまでに職務を全うしている。
|
 |
|
 |
|
常に控えめで、一歩下がった形でフォローしている。おそらく探偵としては彼の方が向いているかもしれない。加えて、変装の名人。女装もOK。
真央美の知恵袋。参謀兼用心棒役。剣術と柔術に秀でている。 七緒には真央美のような型破りともいうべき直感力がない。優等生的な推理どまりなのが彼の限界で、彼女の直感を彼が裏付ける形で推理して初めて謎が解ける。それゆえに真央美のことを尊敬している。
ただ、彼女のあまりのワガママぶりに、ちょっとグチりたくなることも多い。日々探偵業務の実務面一切を仕切っていて、真央美が学校に行っている間、探偵事務所の雑用や調査を一人で行なっている。
七緒の両親は小野沢家の家令で、彼ら一家は先祖代々屋敷に住み込みで働いている。 |
|
|
|
仲根 薫子(なかね かおるこ)
17歳 女
 VC 井上 みゆ(アトリエピーチ)
萬朝報の女性記者。探偵小説オタク。英語・フランス語を読み書きできる才媛。探偵小説の原書を読めるようになりたくて必死で勉強した。
薫子の人生は、子供の頃に読んだ探偵小説で決まった。
|
 |
|
 |
|
| 明治20年、鹿鳴館で仮装パーティが開かれている頃には新聞小説としてアレクサンドル・デュマの翻案「西洋復讐奇譚」やポーの「黒猫」「モルグ街の殺人」が紹介され、翌21年には黒岩涙香が今日新聞にフランスのガボリオの翻案小説「大盗賊」「他人の銭」「有罪無罪」などが連載。いつしか薫子は黒岩涙香の熱烈な愛読者となり、明治22年に涙香が犯人あてゲーム的な犯罪物を連載するようになると、新聞社の涙香あてに自分の推理を送るようになる。それが縁となり、薫子は涙香が新聞社を起こして「萬朝報」を発行するようになると彼に呼ばれて、怪しげな事件専門の記者となる。 |
|
|
|
氷川 小夜子(ひかわ さよこ)
17歳 女
 VC たかはし 智秋
華族探偵の一人。氷川侯爵家令嬢。両親が外交官であったため7歳からの7年間イギリス租界の上海で暮らしていた。お姉様系美少女キャラ。英語と中国語に強い。帰国してから華族探偵として華麗にデビュー。上海のイギリス社交界で覚えたタロットカードやダウジングロッドなどオカルトアイテムを駆使した捜査がセールスポイント。
|
 |
|
 |
|
派手に自分をショーアップする能力に長けていて世間の人気を集めている。海外の自由で進歩的な空気の中で生活していたこともあり、さらに上海の貧民街の暮らしを目の当たりにしたこともあって、華族であるがゆえの特権に疑問を感じている。
そして、それを放棄するだけの勇気もない自分にシニカルな感情を抱いている。それゆえに世の中を斜に構えて見がち。愛想も良くない。いわゆる明治時代の華族階級の中にあるインテリの典型。弱い者へは優しい。匿名で寄付をしたり、慈善事業に関心が強い。 |
|
|
|
森下 亜梨沙(もりした ありさ)
13歳 女
 VC 船越 真美子(トライアングル)
華族探偵の一人。森下男爵令嬢。典型的な上流階級婦女子。育ちも血統も折り紙つきで、行儀作法や習い事なども完璧。公家の姫君としての教養に富む生まれながらの姫君。
フランス人形のごときファッションで、いつも熊のぷーちゃんのぬいぐるみを抱いていて、まるで腹話術の人形のように、ぷーちゃんと会話しながら事件を解決していきます。
|
 |
|
 |
|
| 言いにくいこと、キツイことなどを言う時は、彼女に変わって熊のぷーちゃんが問いつめるという形式で捜査する。もちろん、いずれも彼女が喋っているわけで、問いつめているのも彼女の意志。華族の姫君として抑圧された人格を、熊のぷーちゃんを借りて発散しているともいえる。ぷーちゃんなしでは探偵として行動できないのが弱点。 |
|
|
|
大鳥 美弥子(おおとり みやこ)
25歳
 VC 村田 あゆみ (セルワールドエンタテイメント)
華族探偵相手に最新の西洋科学技術を駆使した武器や防具を製造・販売している大鳥工房の店主。表向きは時計屋で、銀座に店を出している。ヨーロッパに10歳の時から10年間留学していた。バベッジが成し得なかったディファレンスエンジン(階差式コンピューター)を完成させ、さまざまな発明に没頭しているマッドサイエンティスト。
|
 |
|
 |
|
| 研究費稼ぎのために華族探偵相手に、さまざまな試作アイテムを売りつけている。 研究開発こそが生きがいで、そのための資金はいくらあっても足りないくらいなので、けっこうお金には汚い。お金が欲しくて欲しくてたまらない。うさんくささ大爆発。 お金のすべては研究にまわしているので、いつもお金がなくて貧乏。店に住み込んでいて、自炊して暮らしている。 |
|
|
|
橋口 左京(はしぐち さきょう)
28歳 男
 VC 吉野 裕行(シグマセブン)
警視庁警部補。薩摩出身。けっこう2枚目。情に厚い性格。
川路大警視の組織した薩摩閥中心の警視庁にあってエリートコースを歩んでいた。フランスの警察制度を学ぶためパリ警察に留学し、帰国したばかり。
|
 |
|
 |
|
| 真面目で警察官としては優秀だが、優等生的すぎて華がない。華族探偵という制度を苦々しく思っていて、真央美たちに激しいライバル心を燃やしている。とはいえ普段は心優しい、いい人。射撃の名人だが、人を傷つけることは好まない。フランスで作った洋服を日本でも着ていて、お洒落。品のあるいい男。薩摩の質実剛健な精神も持っているが、フランスの文化に圧倒されて、悪く言えば西洋かぶれ。 |
|
|
|
黒岩 涙香(くろいわ るいこう)
31歳 男
 VC 真鍋 智和(劇団ボイスマジック)
日本最初の探偵作家。
自由新聞や都新聞でさまざまな探偵小説を連載し、単行本も出版され、日本中に名前を知らしめた後に自らが主宰となり新聞社として独立、萬朝報社を設立。
|
 |
|
 |
|
| 新聞「萬朝報」の主筆にして、大人気の探偵小説家。新聞に自作の探偵小説を連載している。真央美にとっては、母の次に憧れの人物。幼い頃から彼女は黒岩涙香の探偵小説を新聞にて毎日愛読してきた。涙香は真央美から連載中の作品の犯人当ての手紙をたびたび貰い、それが面白かったので、独立して萬朝報を始めた時、彼女を遊軍記者として採用した。したたかな彼は、真央美をいつか小説のネタにするつもりでいるのだ。しっかり、彼女の活躍は記録している。 新聞社の社長だけあって、とにかく情報が早い。ことに危ない関係の情報に詳しい。 |
|
|
|
小野沢 菊枝(おのさわ きくえ)
31歳 女

VC 未定
主人公真央美の母。明治維新に功績のあった小野沢家の一人娘。15歳で婿を迎えて、16歳で真央美を産んだ。女学校時代はすべての教科は主席。男に生まれてきたら…と、周囲を惜しがられるほど頭脳明晰にして、度胸も行動力も男勝り。。
|
 |
|
 |
|
| ある時期から成り行きで探偵となり、東京中で知らない者はいない名探偵となる。 怪人月光鬼の正体を暴いて捕縛する密命を受けるも、行方不明となる。 |
|
|
|
|
|