幼い頃の記憶を失った陰陽師。京に来る前のことは何も覚えていない。賀茂忠行に拾われ、陰陽師としての才能を開花させる。人智を超えた力に化生の者。すなわち人と白狐の間に生まれたと噂されている。
されている。
藤原一族の中でも政治には無縁な南家藤原氏に生まれ、大学寮にて紀伝道を学んだ後、文章博士となった。都良香、紀長谷雄を師と仰ぎ、彼らにならってこの世の怪異を書き記し、本にすることを生きがいとしている。怪談オタク。
噂されている。
陰陽寮に仕える陰陽師。暦道を司っている暦博士。帝を守護する役目を与えられている。父である賀茂忠行を安倍晴明の力で死人も同然の姿にされて以来、晴明を敵視している。
京の市で秀成が買った美人画。小倩とは可愛らしい者という意味の中国の言葉。実は100年もの間、絵に魂を封じられ、ずっと絵の中から助けを求め続けていた。はかなくも可憐な、名家の姫君。
妖艶にして恐るべき物の怪。安倍晴明を苦戦させるも、賀茂保憲によってその正体があばかれる。以後、時を超え、互いに転生を続けながら対決を繰り返す宿命に縛られていく。
晴明が中国に渡るために乗り込んだ商船の用心棒。晴明に命を救われたことに恩義を感じ、そのまま旅のお供となる。軍人の父親と違った生き方を求め、各地を旅した末、やはり軍人となり、後に宋を建国して初代皇帝となる。
歌姫姉妹《三麗娘(さんれいじょう)》の末娘。中国の華北・江南地方で知らない者はいない人気の歌姫。趙匡胤の憧れの女性。その歌声に魅了されない者はいない。
歌姫姉妹《三麗娘》の長女。歌姫一座のリーダー役。人の良さが魅力で、困っている人を見たら見捨ててはおけない性格。おおらかで包容力に富んでいる。
歌姫姉妹《三麗娘》の次女。元気で明るい。賭け事が大好きだと思われているが、それには理由がある。晴明にそれを見抜かれて、その鋭さにドキッとする。
方術士の中で最も優れた力を持つ者に与えられる「師」の尊称を与えられている人物。古代周王朝が築き上げた魔術・呪術文明の遺産を手に入れようと中国全土を旅している。後に晴明の最大の宿敵となる。
道の弟子。周の時代より音楽方術を司る家に生まれ、継承者としてすべての奥義を身につけてきた。その名は後に晴明の妻として語り継がれる女性と同じであるが、果たして彼女は…?
秀成の通う唐物屋で、彼とは遠い親戚の間柄。お宝と称しては怪しげな物を秀成に売りつけている。後の藤宮ちとせ(『宍戸町フォーチュンきっす』参照)。